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会社案内に盛り込む内容

会社案内制作事例イメージ

会社案内の書き方や記載する内容って意外と知られていないですよね。

お客様からも「会社案内パンフレットを制作する際にどういった内容を記載したらいいの?」とのご質問やご相談をよくいただきます。

顧客に対して自社やサービス内容のアピールはもちろん最前提ですが、具体的なところで紙面には何をどのように記載したらよいのか、頭を悩ますところです。

そこで本コラムでは紙面に記載するコンテンツや基本的な構成など、具体的な会社案内パンフレットの作り方をサンプルも交えて分かりやすくご案内いたします。

会社案内パンフレットの作り方 ~ 紙面に必要なコンテンツ

会社案内は特にこういった事を必ず記載しなければならないという決まりはないので、基本的には何を書いてもよいとは思います。

ですが、その会社案内を使用する用途や渡すターゲットによって、やはり記載の内容は異なりますよね。

所謂コンセプトによってもパンフレットの原稿に必要な要素は変わっていきます。

ですが用途は別としても、一般的に紙面に必要とされる内容はこんなところでしょうか。

会社案内に記載する内容

  • 代表挨拶
  • 企業理念
  • 会社概要
  • 事業、サービス概要
  • 取扱い商品
  • 沿革
  • 組織図、スタッフ紹介、事業所紹介 etc.

もちろん上記の全てを記載しなければならないなんてことはありません。

ページ数に対する全体のバランスと、企業側が顧客に対して何を伝えたいかによっても変わってくることでしょうし、どういった情報があることによって顧客から信頼を得られるかを考慮すべきですね。

一般的な会社案内パンフレットの構成と種類

会社案内サンプル

それでは実際のサンプルを例にご説明したいと思います。

今回は分かりやすく上記のような見開き4ページタイプをベースにご説明していきたいと思います。


なお、会社案内パンフレットと一言でいっても配るシチュエーションや使用する用途は様々で、まずはそれを渡すターゲットを明確にしなければなりません。

一般的に考えられるターゲットは大きく分けて2種類。

社外に向けた自社の信頼・信用・実績などを伝える「営業を目的としたビジネス用のパンフレット」、それとは逆に内部の魅力や安心感を伝える「採用・求人・リクルート用のパンフレット」の2種類です。

自社の魅力や情報を伝えるという意味では一緒のようですが、実際の伝え方や内容はもちろん、記載するコンテンツも異なっていきます。

本コラムでは、一般的にビジネスシーンにおいて使用される前者の「営業用の会社案内」にフォーカスしてお話を進めていきたいと思います。

会社案内の基本的な3つの構成

上記のデザインサンプルを元に、一般的に会社案内として作られる構成の内容として

会社案内に必要な3つの要素
  • ご挨拶文、企業理念(①)
  • 会社概要、沿革(②)
  • 事業内容、サービス概要(③)

以上の①~③までの3つのコンテンツで会社案内は構成されています。

この3つの要素が1つでも欠けると会社案内としては成立しづらくなるかもしれません。

それではそれぞれの具体的な記載内容の各原稿の纏め方についてご説明していきます。

ご挨拶文・企業理念 等

挨拶文キャッチコピーイメージ

まずは上記デザインサンプル①にあたる部分です。
紙面の冒頭を飾る代表者のご挨拶文や、企業理念(企業の考え方や、社会における会社としての取り組みなど)の情報をまとめていきます。

企業における対外的な情緒的な価値の部分です。

会社の代表の考えや、お客様へのメッセージ、社会における企業の立場等のメッセージを記載します。

ご挨拶文と企業理念は内容によっては重複する部分もあるかと思いますので、代表挨拶または企業理念のいずれかの記載でも構いません。

例えば代表者のご挨拶文は通常の文章にて表現し、企業理念は箇条書きで3つ~5つのような記載方法でもよいかと思います(例えば「○○社が掲げる3つの約束」や「○○社の5つのこだわり」など)。

ご挨拶文は、代表者の熱い思いはもちろん分かりますが、文章が多すぎてもなかなか読んではいただけないものです。

実際に制作される会社案内の全体のページ数にもよりますが、文字量は300文字~600文字程度、多くても1,000文字くらいには抑えたほうがよいかと思います。

それとは逆に、ご挨拶文に「何を書いたらいいか分からない」というご相談もいただきます。

その場合は、同業他社のホームページなどを色々と参考にし、他社がどのような事を記載しているかを参考になさるとよいかと思います。

なお、代表者のお写真はあるに越したことはありませんが、必ず掲載しなければならないものでもありません。ですが士業やコンサルティング等の属人的な「人」がサービスの場合は、写真の掲載は安心感や信頼感へと繋がるので、できれば掲載したほうがよいでしょう。

会社概要・沿革 等

会社概要・沿革イメージ

次に上記デザインサンプル②にあたる会社概要や沿革をまとめていきます。

会社概要とは会社の基本の記号となる情報の部分です。
全てを記載する必要はもちろんありませんが、会社のプロフィールとなる部分なのでできれば記載していきましょう。

一般的に会社概要に掲載される内容は下記の項目です。

会社概要に記載する主な項目

  • 社名
  • 本社所在地・支店所在地
  • TEL
  • FAX
  • 代表者名
  • 役員名
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 従業員数
  • URL
  • 売上高
  • 主な業務内容
  • 主要取引先
  • 主要取引銀行
  • etc.

業界・業種によっては会社概要へ入れる項目

  • 保有資格
  • 保有設備・保有機材
  • 許認可
  • 免許番号
  • 所属団体
  • etc.

業種によっては「保有資格」や「許認可」や「免許番号」などの掲載が重要な業界・業種もありますのでご注意ください。

沿革は歴史のある企業であればお入れしたほうがアピールポイントとなりますが、必ずしも入れなければならないものではありません(そもそも歴史の浅い企業やベンチャー企業などは入れる情報もありません)。

なお、会社の歴史が古く、沿革の行数があまりにも多くなるようでしたら、要点のみに絞って見やすくする工夫も必要です。

事業内容・サービス概要 等

サービス概要イメージ

最後に上記デザインサンプル③にあたる事業内容やサービス概要をまとめていきます。

ここは恐らく各企業によって情報は様々なので一概にはなんとも言えません。

主な事業やサービスを2~5程度をピックアップし、それぞれにタイトルとサブのキャッチコピー、それに紐づく説明のリード文(参考までにそれぞれ200文字~500文字程度)があれば、整理された紙面として読み手は見やすく、情報も伝わりやすい事かと思います。

具体的な商品画像や作業風景の画像などもあれば掲載したほうがよいでしょう。

そういった画像を入れることにより、顧客へのイメージが伝わりやすくなる上、紙面にもデザイン的に彩が出来て華やかな印象となります。

もし特にそういった画像が用意できなければ、イメージ画像を入れると分かりやすいかと思います(イメージ画像は弊社でもご用意可能です)

もし全体のページ数に余裕があれば、サービス概要や事業概要の導入として、コンセプトページ(例えば「お客様への3つのお約束」や「○○社の5つのこだわり」等)があってもよいかと思います。

個別の具体的なサービス内容ではなく、企業としてサービスを提供する上での信条や、顧客に対する誠意やお約束にあたる内容です。

競合他社と比べてあまり差の事業や業種の場合、ここのコンセプトページで差別化することも重要です。

これで紙面に必要な原稿はひとまず完成

会社案内イメージ

上記の3つの要素が纏まれば会社案内の原稿はひとまず完成です。

皆さん漠然とした中で何を書いたらよいのか悩まれていますが、実際に取り組んでみれば意外と難しくはないはずです。

それこそ普段の業務の中で顧客へと話していることやアピールしていることを書面に落とせばよいだけです。

あとは誰かに客観的に読んでもらい、内容が伝わるかのリアクションを貰えれば完璧でしょう。

会社案内の全体の文字量にも注意

一点、注意としては原稿の文字量です。

実際に書いた原稿をエクセルやワードで軽くレイアウトしてA3サイズ(見開きと同サイズ)で試しにプリンターで出力してみてください。

デザイン要素はもちろん含んでおりませんが、紙面に文字が載った文章量の感覚的なところがお分かりいただけるかと思います。

仮に見開き2ページ分に原稿が収まらないのであれば、文字を小さくするか、文字を少なくするか、あるいはページ数を増やすかの選択しかありません。

やはり紙面に記載する文章量のバランスというのは非常に重要です。

なお、上記は見開きの4ページタイプを参考にご説明差し上げましたが、仮にページ数が増えても同様で、恐らく③の「事業内容・サービス概要」の部分のページが増えるか、または業種によってはサービス内容の事例(施工事例や導入事例や製作事例など)の紹介を掲載したり、組織図の記載があったりなどかと思います。

リクルート用の求人用の会社案内であれば「先輩社員の声」などがあってもよいですね。

会社案内パンフレットを作る前提として

営業イメージ

何を記載してもよいからといって、不必要なことや企業のエゴで一方的なアピールだけを行っても、紙面を読み進めていくにはなかなか辛いものがあります。

そもそも紙面に記載するコンテンツ(原稿)の中に下記の要素が入っていることが大前提です。

  • 顧客に対して企業の期待値は上げられているか
  • 顧客に対して企業の信頼は得られているか

顧客に対して」という上記2点のポイントは絶対に盛り込まなければいけません。

あとはあくまで会社案内を使用するシチュエーションや用途に合わせ

  • 顧客がどのような情報を求めているか
  • 企業がどのような情報を伝えたいのか

それらの情報のバランスに注意し、会社案内への記載の内容を検討されることをオススメします。

さらには、顧客目線での客観的な視点で企業が伝えたい情報を分かりやすく纏めるため、原稿作成などでよく使われる「5W1H」で考えると効率よく纏められるかもしれません。

  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

自社のサービスを客観的な顧客目線で考えた時、上記のような要素を盛り込むことが出来れば間違いないでしょう。

あくまで顧客目線での考え方

提案イメージ

もちろん上記に述べた全てが必須のマスト項目ではありません。

会社案内を渡すターゲットが、どのような情報を求めているのか?

または御社が顧客やターゲットに対してどういった情報を発信していきたいのか?

それらに注力することが重要です。


「誰に向けて」・「どのような内容で」、そしてそれを「いかに伝えていくのか」がポイントです。


会社案内は企業側のエゴを通すものではなく、あくまで顧客目線で作ることが重要です。

企業が伝えたい(アピールしたい)情報と、読み手が求める情報が必ず一緒だとは限りません。

会社案内パンフレットはその情報の絶妙なバランスを取りながら作ることが大事ですね。


なお、手前味噌で大変恐縮ですが、上記で会社案内に掲載する原稿が纏まったら、リーズナブルな価格で会社案内パンフレットの制作が可能な弊社の「セミオーダープラン」をぜひご利用くださいね。

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