会社案内やパンフレットのフォーマットにファイル形式で作られる「ポケットフォルダー」というものがあります。
皆さん一度は目にしたことがあるかと思いますが、紙面の中ページの右下にA4サイズの用紙が挿入可能なポケットがついているものです。
最近ではポケットフォルダーで会社案内の作成をされる企業が多くなりました。
それではポケットフォルダーと、通常の冊子タイプとではどんな違いがあるのでしょうか?
目次
通常の冊子タイプに比べ、やや制作費用が高くなるポケットフォルダーですが、このタイプで会社案内を作ることでこんな利点があります。
やはりポケットフォルダーの一番の利点は、情報の差し替えが手軽に行えるということです。
例えば、役員メンバーの変更や、住所の移転、資本金の増資など、会社概要の変更はよくありますね。
他にはサービスの概要が変わったり、取扱商品や商材が変わったりなど、情報の変化は様々です。
そのような場合、冊子タイプですと一つの情報の差し替えのために全てを印刷しなおさなければなりませんが、ポケットフォルダーだと中身のA4ペラを一枚(あるいはその情報のみ)を差し替えれば済むので、非常にお手軽です。
ポケットフォルダーは自社の資料が一つのパッケージとして成立するため、会社案内以外に自前の営業用資料や、契約書、見積書などを同時に提出する際、一つの纏まりとして管理・保管してもらいやすくなります。
貰い手としてもバラバラに資料を渡されていくよりも分かりやすく管理がしやすいので、破棄される可能性が低くなります。
例えば新サービスの導入などで情報が増えた場合や、期間限定のキャンペーンなどを行う際、新たなA4ペラを一枚追加するだけですので、汎用性や拡張性が非常に高く、効率的に情報の差し替えができます。
それによってお客様へお出しする自社の資料を常に最新のものにしておくことが可能となりますね。
COMPANY PROFILE PRODUCTION
初回の制作コストだけで比べてしまえば、冊子タイプと比べて金額面の差はありますが、長い目で見ると、実は冊子タイプよりも経済的な面もあります。
先ほどご説明した情報の差し替えがあった場合のリスクは非常に少ないので、冊子タイプとの差額は、情報が変わってしまった際の「保険」として考えればそこまで高い金額だとは思いません。
それに新サービスの導入などで情報が増えた場合、新たなA4ペラを一枚追加するだけですので、拡張性や汎用性も非常に高く、そういった面まで考えれば冊子タイプとの差額のデメリットは払拭できるのではないでしょうか。
2~3年くらいのスパンで考えれば、制作後の修正や拡張などを考えると、恐らく冊子タイプよりもトータル金額で安く収まることは非常に多いです。
ポケットフォルダーは形状だけを見ると、見開きの4ページタイプの中面右下にポケットが付いている形となります。
そのためか、4ページタイプと同様に考え、中ページにもビッチリと情報を記載しているデザインをたまに見かけます。
ですが4ページタイプとポケットフォルダーは全く別物と考えたほうがよいでしょう。
まず中面右ページ(ポケットが付いているページ)には基本的に情報はお入れしないほうがよいでしょう。
なぜならA4ペラが入ることによってここの部分は情報が隠れてしまうからです。
ここには企業のロゴのみや、一言キャッチコピーなど簡単なデザインのみで止めておきましょう。
それとフォルダー内に掲載する情報も重要です。
よくお客様がご希望されるのが「会社概要」の掲載です。
ですが会社概要の掲載は特にNGです。
なぜなら上記にも述べた一番変化しやすい情報でもある会社概要を掲載すると、ポケットフォルダーの利点でもある「情報の簡単な差し替え」が出来なくなってしまいます。
ですのでポケットフォルダーに掲載する情報は「普遍的な情報」のみとしておいたほうがよいでしょう。
普遍的な情報とは、例えば代表のあいさつや企業理念、企業のスローガンなどです。
これらは基本的には代表が変わらない限りは企業が掲げる普遍的な情報となります。
変わる可能性のある情報をフォルダーに掲載してしまうと、一番の利点がなくなってしまうのでご注意ください。
情報が変わる可能性のあるものは、全てA4ペラへ必ず掲載するようにしましょう。
これだけメリットが高く使いやすいフォーマットなので、弊社でも実は非常にオススメをさせていただいております。
料金も同業他社さんと比べても、かなり安価に設定しております。
ポケットフォルダーの専用ページもあるのでぜひご覧ください。
もし以前に冊子タイプなどで会社案内を作られていたら、次回はポケットフォルダーでの作成も視野に入れてみてはいかがでしょうか?