稀に予算を掛けたくないからという理由で会社案内をパワーポイントやワードなどを駆使して自前で作られている企業を拝見します。
パワポやワードはデザイン専門のアプリケーションでない分、作業が大変だっただろうなぁと容易に想像がつきます。
ですがパワーポイントなどで制作された会社案内って実際いかがなものでしょう…。
目次
確かにパワーポイントやワードやエクセルなどマイクロソフト系のアプリケーションを使い、元々あるテンプレート等を利用すれば社内でも予算を掛けずに会社案内のデザインぽいことをすることは可能でしょう。
そしてそのデザインを社内でカラーコピーすれば、ひとまず会社案内パンフレットの完成です。
大きな予算を掛けずに会社案内パンフレットが手に入りました。
それでは話は変わりますが、皆さんは名刺をお持ちでしょうか?
もちろん社会人であれば、名刺の一枚や二枚お持ちかと思います。
では名刺を社内でデザインし、コピー機で出力し作成されていますか?
恐らくそういった企業はあまりいらっしゃらないかと思います。
ではあなたの元へ訪れた営業マンの名刺がコピー機で出力したであろうチープなものだったらいかがでしょうか?
その手作りの名刺を貰って、果たして信用に値するでしょうか?
このように考えたら社内でパワーポイントやワードでデザインし、社内のコピー機で出力し作成された自作の会社案内パンフレットは、貴社のお客様の目にはどのように映っているのでしょうか。
そのカラーコピーされた会社案内パンフレットを見て、信頼に値するのでしょうか?
COMPANY PROFILE PRODUCTION
会社案内パンフレットの役割は「顧客へ与える信頼」です。
その信頼を得るためにどのようなコンテンツが必要か、情報の見せ方、どういった形式で自社を紹介していくのが有効なのか、そういった事までしっかりと練られているでしょうか?
自社でパワポなどで作られる際、恐らく競合他社の会社案内パンフレットなどを参考にして作られる事かと思います。
では、そもそもその他社の会社案内パンフレットは果たして正しいのか?マーケティングツールとしての導線や考えは掲載できているのか?
その正解・不正解すらも分かっていないのではないでしょうか。
恐らくきっと、○○社のデザインが好み、○○社のレイアウトが好き、などビジュアル面での判断のみされていませんか?
弊社でも他のデザイン制作会社が作ったパンフレットの半数以上が「何も考えられてないデザイン」だなと感じます。
ビジュアル先行で、デザインの良い・悪いの判断基準でしか制作がなされておらず、営業上の考えやマーケティングに通ずる導線がないものが非常に多いです。
仮にその参考にしようと思っている会社案内パンフレットが上記で言う「不正解」だった場合、その悪い例を元に自社の会社案内パンフレットが作られていきます。
そんな「デザインのプロ」といわれる毎日様々なパンフレットに触れている制作会社ですらマーケティングの知識が乏しいのに、自社にそこまでの考えや思考をお持ちの方がいらっしゃるさるでしょうか?
このように、会社案内パンフレットの紙面に記載する原稿の書き方だけでも、やはり素人とプロの差は圧倒的に出てきます。
ビジュアル的なところはなんとかできても、中身のコンテンツは素人ではなかなか難しいですし、それが正解か不正解かは自社の人間では気が付けません。
そもそも外注せずに自社で会社案内を作る際、大きな問題となるのが時間コストです。
デザインの素人が、デザインを行うための専門のソフトではないパワーポイントなどを使って作るので、制作効率も非常に悪く、時間の掛かる作業になるでしょう。
恐らくプロのデザイナーでもパワーポイントを使ってデザインを行うとなると、デザイン専用のソフトではない分、使い勝手も悪く非常に時間が掛かる事は間違いありません。
さらにプロのデザイナーは過去に会社案内パンフレットのデザイン制作は山のように行っていることでしょうから、やはりそれなりにノウハウもありますし、リサーチを行ったり素材を集めたりという作業も少なく済みます。
片や見よう見まねで恐らく初めてデザイン(ぽい事)を行うであろう方のデザイン作業。
どちらが効率よくデザインを行えるかは一目瞭然ですね。
そして自社の担当者が業務時間中に慣れない手つきで会社案内パンフレットを必死にデザインしている時間は、全て人件費としてコストが発生しています。
「時間」=「コスト」に直接影響が出ていますね。
そしてデザイン作業はともかく、社内でカラーコピーにて出力された会社案内は実際いくら掛かっているのかご存知ですか?
例えばカラーコピーの1枚当たりのコピー代金が30円だった場合、8ページの会社案内で、1部当たり240円 もしています。
これが仮に1,000部を最終的にカラーコピーで印刷した場合、なんと240,000円もの費用が掛かっています。
さらにデザイン作業やコピーに掛かる時間はもちろん、ホチキスで留めたり製本したりなど細かな雑務作業で、直接的でない時間コストも発生しています。
そう考えた場合、制作会社に外注してしまっても、さほど金額的な差はありません。
そういった意味でも実際は社内での制作のほうが間接的にコストが掛かっている場合も多く、会社案内パンフレットの作成は実は制作会社に外注してしまったほうが経費削減へと繋がっていることも多々あります。
どうしてもウチは会社案内パンフレットをパワーポイントで作りたいんだ!
そう言われるのであればもう止めません(笑)
ですがやはりどう考えても印刷のクオリティは必ず落ちる上、見栄えがチープに映ります。
その場合、弊社でお勧めさせていただいているのがポケットフォルダーの制作です
パワーポイントで制作したA4ペラを、しっかりと制作したポケットフォルダーに入れるだけで、見栄えがケタ違いによくなり、チープな印象もなくなります。
その場合、パワーポイントで制作したA4ペラの情報の更新も容易に出来るので、常に最新の情報の記載が可能ですね。
やはり会社案内パンフレットは企業の顔となる大変重要な販促ツールです。
いかに安く仕上げるかではなく、顧客に対する印象までしっかりと考えることが重要ですね。